【令和5年版】社労士試験の受験者数の推移【減少傾向だがここ数年は横ばい】

こんにちは、まさちゃんです。

いつも当ブログ(masablog)をご覧いただきありがとうございます。

今回は「社労士試験の受験者数」について詳しく解説していきます。

この記事で解決できること
  • 社労士試験の受験者数はどのくらいなのか
  • 男女比や年齢層などの内訳はどうなっているのか

過去の社労士試験の結果を基に、受験者数の推移をみていきます。

目次

社労士試験の受験者数の確認方法

まず最初に、社労士試験の受験者数の確認方法についてお伝えしておきます。この記事で扱っている社労士試験の情報は、「社会保険労務士試験オフィシャルサイト」で確認した情報になります。

公式の情報なので、間違いない数字です。

社会保険労務士試験オフィシャルサイトより

こんな感じで受験者数や合格者数の情報が公表されているので、この情報をもとに、記事にまとめていきます。

社労士試験の受験者数の推移

早速、社労士試験の受験者数をみていきましょう。上のグラフで紹介した通りですが、以下に推移を表にまとめました。

社労士試験受験者数合格者数合格率
平成24年51,960人3,650人7.0%
平成25年49,292人2,666人5.4%
平成26年44,546人4,156人9.3%
平成27年40,712人1,051人2.6%
平成28年39,972人1,770人4.4%
平成29年38,685人2,613人6.8%
平成30年38,427人2,413人6.3%
令和元年38,428人2,525人6.6%
令和2年34,845人2,237人6.4%
令和3年37,306人2,937人7.9%
令和4年40,633人2,134人5.3%
令和5年42,741人2,720人6.4%

見ていただくとすぐに分かる通り、受験者数は11年前と比較して減少傾向ですね。

  • 平成24年:51,960人
  • 令和5年:42,741人

平成24年が51,960人だったのに対し、最新の令和5年は42,741人という状況。2割近くの減少となっています。

ですがここ5年ほどで推移を見てみると、減少傾向は見られず、むしろ増加傾向となっています。再度人気が高まってきていることがわかりますね。

  • 令和元年:38,428人
  • 令和2年:34,845人
  • 令和3年:37,306人
  • 令和4年:40,633人
  • 令和5年:42,741人

毎年40,000人前後が受験する人気資格であることは間違いありません。価値のある資格と言えますね。

社労士試験の受験率

受験率についてもみていきましょう。受験率というのは、申込んだ人のうち、実際に受験した人の割合のこと。

以下の表にまとめました。

社労士試験申込者数受験者数受験率
平成24年66,782人51,960人77.8%
平成25年63,640人49,292人77.5%
平成26年57,199人44,546人77.9%
平成27年52,612人40,712人77.4%
平成28年51,953人39,972人76.9%
平成29年49,902人38,685人77.5%
平成30年49,582人38,427人77.5%
令和元年49,570人38,428人77.5%
令和2年49,250人34,845人70.8%
令和3年50,433人37,306人74.0%
令和4年52,251人40,633人77.8%
令和5年53,292人42,741人80.2%

大体77〜78%くらいの受験率となっています。令和2年と3年は受験率が低めになっていますが、これはコロナの影響ですね。

というわけで、残りの22〜23%くらいの方が、受験申し込みをしたにもかかわらず受験せずに辞退しているという計算になります。大体4人に1人から5人に1人の割合で辞退しているということですね。

これについては、以下の理由が考えられます。

  • 申込締切日から試験日までの日数が長い。

社労士試験は申込締切日から実際の試験日までの日数が長いです。例えば令和5年の試験日程は以下のとおりです。

申込受付期間4月17日(月)〜5月31日(水)
試験日8月27日(日)
合格発表日10月4日(水)

こんな感じですね。申込期間ギリギリの5月末に申込んだとして、試験日までは3ヶ月の期間がありますね。

なのでとりあえず申込んでおいて、「勉強が間に合わなかったら受験せずにスルーする」という方も多いです。

そもそも、社労士試験は合格するまでに1,000時間程度の勉強時間が必要と言われている難関試験です。1日3時間ずつ勉強したとしても、1年くらいの期間が必要になってきますね。

2年3年かけて、もしくはそれ以上の期間を費やしてじっくり合格を目指す方も多いです。

社労士試験の合格者数

受験者数の減少に伴って、合格者数も減少傾向です。

  • 平成24年:3,650人
  • 令和5年:2,720人

平成24年が3,650人だったのに対し、最新の令和5年は2,720人という状況。

2割以上の減少となっています。

ですがここ数年は合格者数が横ばいとなっていまして、以下のとおり。

  • 令和元年:2,525人
  • 令和2年:2,237人
  • 令和3年:2,937人
  • 令和4年:2,134人
  • 令和5年:2,720人

多少の増減はあれど、毎年2,000人〜3,000人が合格しているということがわかりますね。

合格率は10%未満ですが、しっかり勉強すれば合格できる資格であると言えます。

社労士試験の年齢層

続いて社労士試験の年齢層をみていきましょう。こちらは受験者のデータがなかったので、合格者のデータになりますが、受験者についても同じような傾向かと思います。

特に多いのは30代と40代でして、この2つの世代だけで全体の6割以上を占めます。

  • 30代:32.6%
  • 40代:29.2%
  • 合計:61.8%

この2世代ほどではありませんが、50代60代の割合もある程度あり、全世代に人気の資格と言えますね。そして同時に、どの世代にもチャンスがある資格と言えます。

逆に24歳以下の世代は合格者が少ないですね。社労士は難しい資格なので、社会人としてある程度経験を積んだ世代からの人気が高いようです。

社労士という資格自体の知名度もあるかもしれませんね。僕の話で恐縮ですが、学生時代は社労士という資格があることすら知らなかったので…

社労士試験の男女比

続いて受験者の男女比についてもみていきましょう。

男女比は大体6:4くらいですね。

男性の方が多いですが、女性人気も高い資格であることがわかります。

僕は実際に社労士の方とお仕事をする機会がたくさんあったのですが、女性の社労士さん、多かったですね。性別関係なく活躍できるのも社労士の魅力です。

社労士試験の職業別割合

次は合格者の職業をみていきましょう。

会社員が一番多く、全体の約6割を占めています。

逆に学生は0.8%しかいないです。

やはり社労士は現役世代に人気の資格と言えますね。

社労士試験の合格率

社労士試験の合格率は、5%〜10%の間で推移しています。記事の前半に掲載した表を再度以下に載せますね。

社労士試験受験者数合格者数合格率
平成24年51,960人3,650人7.0%
平成25年49,292人2,666人5.4%
平成26年44,546人4,156人9.3%
平成27年40,712人1,051人2.6%
平成28年39,972人1,770人4.4%
平成29年38,685人2,613人6.8%
平成30年38,427人2,413人6.3%
令和元年38,428人2,525人6.6%
令和2年34,845人2,237人6.4%
令和3年37,306人2,937人7.9%
令和4年40,633人2,134人5.3%
令和5年42,741人2,720人6.4%

平成27年のみ、2.6%という衝撃的な数字が出ていますが、ここ5年間は5〜7%台で安定しています。

いずれにせよ、合格率が10%を超えることはないので、かなりの難関資格ですね。

合格率については本題から逸れるので、詳しく知りたい方はこちらの「社労士試験の合格率の推移【5〜10%くらいなのでかなり低い】」の記事を参考にしてみてください。

社労士試験の合格率が低い理由や、他の資格との比較などをまとめています。

社労士試験の受験者推移まとめ

というわけで、今回は社労士試験の受験者数について、ここ数年の推移や内訳などをまとめました。

ざっくりまとめますね。

社労士試験の受験者数まとめ
  • 受験者数はここ10年で2割近くの減少
  • 受験者がかなり減っているとはいえ、毎年40,000人前後が受験している
  • 22〜23%の方が、受験申込をしたにもかかわらず受験していない
  • 合格者が特に多いのは30代と40代で、全体の6割以上を占める
  • 合格者の男女比は大体6:4くらい
  • 現役世代に人気の資格

今回は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは。

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この記事を書いた人

元公務員【経歴】成蹊大学 ▶︎ 塾講師 ▶︎ 将来が不安になり公務員試験の予備校に通う ▶︎ 29歳で国家公務員一般職試験に合格 ▶︎ 公務員 ▶︎ プログラミングスクール講師 ▶︎ エンジニア兼Webライター▶︎ キャリアアドバイザー兼Webライター ● ポムポムプリンが好き ● 元廃課金ゲーマー ● 埼玉県出身 ● 好きな言葉は「No Attack No Chance」「誰にでもできることを誰よりもやれ」

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