こんにちは、まさちゃんです。
今日は宅建士試験の受験者数について詳しく解説していきます。
過去の宅建士試験の結果をもとに、受験者数の推移をみていきます。
目次
宅建士試験の受験者数の確認方法
まず最初に、宅建士試験の受験者数の確認方法についてお伝えしておきます。この記事で扱っている宅建士試験の情報は、「一般財団法人 不動産適正取引推進機構」のHPで確認した情報になります。
不動産適正取引推進機構は宅建士試験の実施団体なので、公式が発表している情報をもとに記事を書いています。
安心して読んでいただければと思います。
宅建士試験の受験者数の推移
早速、宅建士試験の受験者数をみていきましょう。
宅建士試験は、毎年20万人前後の方が受験する人気資格です。
過去10年分のデータを以下の表にまとめました。
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
令和3年(12月) | 24,965人 | 3,892人 | 15.6% |
令和3年(10月) | 209,749人 | 37,579人 | 17.9% |
令和2年(12月) | 35,261人 | 4,610人 | 13.1% |
令和2年(10月) | 168,989人 | 29,728人 | 17.6% |
令和元年 | 220,797人 | 37,481人 | 17.0% |
平成30年 | 213,993人 | 33,360人 | 15.6% |
平成29年 | 209,354人 | 32,644人 | 15.6% |
平成28年 | 198,463人 | 30,589人 | 15.4% |
平成27年 | 194,926人 | 30,028人 | 15.4% |
平成26年 | 192,029人 | 33,670人 | 17.5% |
平成25年 | 186,304人 | 28,470人 | 15.3% |
平成24年 | 191,169人 | 32,000人 | 16.7% |
見ていただくとすぐに分かる通り、受験者数は10年前と比較して増加傾向ですね。
平成24年が191,169人だったのに対し、最新の令和3年は234,714人という状況。人気が高まってきている資格と言えますね。
平成29年度以降は毎年20万人オーバーという状況です。
宅建士試験の受験率
受験率についてもみていきましょう。受験率というのは、申込んだ人のうち、実際に受験した人の割合のこと。
以下の表にまとめました。
実施年度 | 申込者数 | 受験者数 | 受験率 |
令和3年(12月) | 39,814人 | 24,965人 | 62.7% |
令和3年(10月) | 256,704人 | 209,749人 | 81.7% |
令和2年(12月) | 55,121人 | 35,261人 | 64.0% |
令和2年(10月) | 204,163人 | 168,989人 | 82.8% |
令和元年 | 276,019人 | 220,797人 | 80.0% |
平成30年 | 265,444人 | 213,993人 | 80.6% |
平成29年 | 258,511人 | 209,354人 | 81.0% |
平成28年 | 245,742人 | 198,463人 | 80.8% |
平成27年 | 243,199人 | 194,926人 | 80.2% |
平成26年 | 238,343人 | 192,029人 | 80.6% |
平成25年 | 234,586人 | 186,304人 | 79.4% |
平成24年 | 236,350人 | 191,169人 | 80.9% |
毎年80%くらいの受験率となっていますね。
ただ12月の試験日が指定された場合は、受験率が極端に下がって60%台の前半という結果になりました。(ここ2年間はコロナの影響もあり、10月に試験会場が確保できなかった場合に12月の試験日を指定される受験生がいました。)
まあ12月は忙しい時期ですからね。
それに10月の試験に向けて予定を確保していたのに、いきなり12月になったら受験できない人がいるのも仕方ないかなと思います。
令和4年度もコロナの感染状況によっては12月が指定される可能性があるとのことなので、「もしかしたら12月になるかも」という覚悟というか心構えはしておいた方がいいですね。
というわけで、ここ最近は例外がありましたが基本的には受験率は80%前後です。
残りの20%くらいの方が、受験申し込みをしたにもかかわらず受験せずに辞退しているという計算になります。大体5人に1人の割合で辞退しているということですね。
辞退理由としてははっきりしたデータがあるわけではありませんが、単純に「都合がつかなくなった」とか、「勉強が思うように進まず間に合わなかった」といった理由が考えられますね。
宅建士試験の合格者数

受験者数の増加に伴って、合格者数も増加傾向です。
平成24年が32,000人だったのに対し、最新の令和3年は41,471人という状況。
ついに4万人を超える合格者数となりました。
宅建士試験の受験者の年齢層
ここからは宅建士試験を受験した方がどんな方なのか。
内訳を細かく見ていきましょう。
まずは受験者の年齢層から。
令和2年度試験のデータですが、以下のような内訳となっています。
こんな感じですね。
一番多い世代は20代で71,659人で、全体の35.1%を占めます。
その次に多いのは30代となっていて、この2世代だけで全体の6割を占めています。
若い世代に人気の資格と言えますね。
ちょっと本題からは逸れますが、「合格者」の年齢層も以下に掲載しておきます。
受験者の年齢層とほとんど同じで、20代が最多となっています。
ちなみに最年少合格者は12歳、最年長合格者は81歳とのことで、幅広い世代から合格者が出ています。
宅建士試験の受験者の男女比
続いて受験者の男女比についてもみていきましょう。
令和2年度 | 受験者 | 合格者 |
男性 | 138,191人 | 22,051人 |
女性 | 66,059人 | 12,287人 |
合計 | 204,250人 | 34,338人 |
こんな感じですね。
受験者数は男性の方が多く、女性の約2倍といったところ。
不動産関係の資格ということで男性の方が多いというのはイメージ通りですが、女性も結構いますね。
宅建士試験の職業別割合
次は受験者の職業をみていきましょう。
やはり不動産業の受験者が多いですね。
全体の35.4%を占めていて、金融業、建設業の3業種で6割近い割合となっています。
宅建士は受験資格もなく、比較的受験しやすい試験ということもあり、学生の受験者も結構いますね。
先ほど同様、合格者の割合も以下に掲載しておきます。
受験者の職業別割合とほぼ同じですね。
宅建士試験の合格率
というわけで本題としては以上なのですが、宅建士試験の合格率についても少し触れておきます。
宅建士試験の合格率は、15~18%で推移しています。記事の前半に掲載した表を再度以下に載せますね。
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
令和3年(12月) | 24,965人 | 3,892人 | 15.6% |
令和3年(10月) | 209,749人 | 37,579人 | 17.9% |
令和2年(12月) | 35,261人 | 4,610人 | 13.1% |
令和2年(10月) | 168,989人 | 29,728人 | 17.6% |
令和元年 | 220,797人 | 37,481人 | 17.0% |
平成30年 | 213,993人 | 33,360人 | 15.6% |
平成29年 | 209,354人 | 32,644人 | 15.6% |
平成28年 | 198,463人 | 30,589人 | 15.4% |
平成27年 | 194,926人 | 30,028人 | 15.4% |
平成26年 | 192,029人 | 33,670人 | 17.5% |
平成25年 | 186,304人 | 28,470人 | 15.3% |
平成24年 | 191,169人 | 32,000人 | 16.7% |
こんな感じで令和2年の12月試験以外は15~18%の間に収まっていますね。
逆を言えば、8割以上の人が落ちる試験です…
難易度が高く、価値のある資格ということがわかりますね。
合格率については本題から逸れるので、詳しく知りたい方はこちらの「【令和3年版】宅建士試験の合格率は15~18%【推移や低い理由を解説】」の記事を参考にしてみてください。
宅建士試験の合格率が低い理由や、他の資格との比較などをまとめています。
宅建士試験の受験者推移まとめ
というわけで、今回は宅建士試験の受験者数について、ここ数年の推移や内訳などをまとめました。
ざっくりまとめますね。
今回は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。
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