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司法書士試験の科目別の内容と勉強のポイントを解説

司法書士試験の筆記試験は11科目あります。この記事では、科目ごとの内容と勉強のポイントを解説します。

目次

学習のおすすめ順

おすすめの学習順は、民法→不動産登記法→商法・会社法→商業登記法→民事訴訟法→民事執行法→民事保全法→供託法→司法書士法→憲法→刑法です。他の科目の土台となる民法から始め、関連の深い科目をつなげて学ぶのが効率的です。

主要4科目の内容と勉強のポイント

民法

人と人との権利義務関係を定めた、他の法律の基礎となる法律です。最初に学ぶべき科目で、特に不動産登記と直結する「物権・担保物権」(所有権・抵当権・根抵当権など)からの出題が多いため、この分野は徹底的に固めましょう。出題は条文と判例の知識が中心で、条文の丸暗記でなく、関連する判例や事例と結びつけて理解することが大切です。

不動産登記法

不動産登記の手続きルールを定めた法律で、なじみがなくとっつきにくい印象を持つ人が多い科目です。択一では不動産登記令・規則など下位法令の知識や、法務省が登記実務の扱いを指示した「先例」まで問われます。具体的な手続きのイメージが重要なので、申請書の雛形を早くから自分の手で書き、択一と記述の対策を並行して進めましょう。

商法・会社法

商人の営業ルールを定めた商法と、会社の設立・運営を定めた会社法で、出題の中心は会社法です。株主総会の決議の種類や、公開会社と非公開会社のルールの違いなど、細かい条文知識の正確な暗記が求められます。条文の趣旨を理解すると記憶に残りやすく、暗記が得意な人には得点源になり得ます。商業登記法の土台にもなる重要科目です。

商業登記法

商業登記の手続きを定めた法律で、会社法の知識をベースにした問題が多く出ます。固有の論点は登記事項や添付書類、印鑑提出制度など。過去問対策が有効で、記述式は雛形を書き写す習慣をつけ、登記事項を覚えていくことが択一・記述両方の対策になります。

マイナー7科目の内容と勉強のポイント

民事訴訟法

民事裁判の進行・手続きを定めた法律です。マイナー科目の中では出題が多く、例年5問中4問の正解が必須。用語の定義と手続きの流れを理解したうえで、過去問を完璧に仕上げましょう。範囲が広いため早めの着手がおすすめです。

民事執行法・民事保全法

民事執行法は強制執行など、民事保全法は仮差押え・仮処分などの手続きを定めた法律です。いずれも条文知識を問う問題が中心です。出題は1問ずつなので深追いせず、過去問頻出の内容と基本的な条文知識は確実に押さえましょう。

供託法

お金などを国の供託所に預ける供託の制度を定めた法律です。繰り返し同じ内容が出題されるため過去問学習が特に有効で、合格者の多くが全問正解しています。きちんと対策すれば満点を狙える科目です。

司法書士法

司法書士の職務や使命を定めた法律です。頻出は簡裁訴訟代理業務・懲戒処分・司法書士法人など。将来の自分に直結する内容なので、興味を持って学びやすい科目です。

憲法

人権と統治機構を定めた国の最高法規です。知識で解ける問題と推論問題があり、後者は難問もあるため、知識問題を確実に取る対策をしましょう。条文と判例を結びつけ、判例は結論に至った理由や争点まで理解するのがポイントです。

刑法

刑事罰と、その対象になる犯罪について定めたのが刑法です。条文だけでなく学説や判例まで押さえる必要がありますが、よく出るのは窃盗罪・詐欺罪といった財産犯です。難しい学説を追いかけるより、頻出分野を繰り返し固めるほうが得点につながります。

試験全体の構成と配点はこちらの記事で解説しています。
👉 司法書士試験の試験内容は?科目と配点をわかりやすく解説

まとめ

📝 司法書士試験の科目別勉強法まとめ
・学習は民法から。関連科目をつなげて進める
・登記法2科目は雛形を書いて択一と記述を並行
・供託法など繰り返し出る科目は過去問中心で確実に
・出題1問の科目は深追いせず基本だけ押さえる

科目ごとに求められる対策は異なります。それぞれの特徴に合わせてメリハリをつけ、効率よく学習を進めていきましょう。

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