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司法書士試験の合格点は?基準点と合格ラインの推移を解説

令和7年度の司法書士試験(筆記試験)の合格点は、350点満点中255.0点以上でした。この記事では、合格点と3つの基準点の仕組み、合格ラインの推移を解説します。

目次

合格には「合格点」と「3つの基準点」の両方が必要

司法書士試験の筆記試験は、午前の部の択一式・午後の部の択一式・記述式の3つの形式で構成されます。合格するには総合の合格点を超えるだけでなく、3形式それぞれに設けられた基準点をすべて満たさなければなりません。「合格点は超えたが、基準点にわずかに届かない」という場合も不合格になります。

令和7年度の合格点と基準点は以下のとおりです。

区分令和7年度
合格点350点満点中255.0点以上
午前の部(択一式)の基準点105点満点中78点
午後の部(択一式)の基準点105点満点中72点
記述式の基準点140点満点中70.0点

数値は法務省「令和7年度司法書士試験筆記試験の合格点等について」にもとづいています。

合格点の推移:上乗せ点は上昇傾向

合格点は毎年変動します。直近10年の推移は以下のとおりです。

年度総合合格点基準点合計
令和7年度(2025年)255.0点以上220.0点
令和6年度(2024年)267.0点以上233.0点
令和5年度(2023年)211.0点以上183.5点
令和4年度(2022年)216.5点以上191.0点
令和3年度(2021年)208.5点以上181.0点
令和2年度(2020年)205.5点以上179.0点
令和元年度(2019年)197.0点以上173.5点
平成30年度(2018年)212.5点以上187.0点
平成29年度(2017年)207.0点以上181.0点
平成28年度(2016年)200.5点以上177.5点

※令和6年度から記述式の配点が変更されたため(70点→140点)、令和5年度以前とは単純比較できません。

表のとおり、合格点は基準点の合計より常に高い位置にあります。つまり、3つの基準点をすべてクリアしただけでは合格に届かず、そこからさらに得点を積み増す必要があるということです。この差は令和5年度までは概ね20点台でしたが、令和6年度以降は30点台に拡大しています。

択一式の基準点を越えて記述式の採点対象に残れるのは、全受験者の2割弱です。その狭き門を通ったうえで、択一でいえばさらに9〜12問分の積み増しが求められる計算になります。記述式の配点が倍増したことも踏まえると、これからの受験生には、択一の正確さに加えて記述式で点を伸ばす力がいっそう重要になるでしょう。

基準点の推移

基準点は受験生の得点状況に応じて毎年変動します。直近10年の推移は以下のとおりです。

年度午前・択一式午後・択一式記述式
令和7年度(2025年)78点72点70.0点
令和6年度(2024年)78点72点83.0点
令和5年度(2023年)78点75点30.5点
令和4年度(2022年)81点75点35.0点
令和3年度(2021年)81点66点34.0点
令和2年度(2020年)75点72点32.0点
令和元年度(2019年)75点66点32.5点
平成30年度(2018年)78点72点37.0点
平成29年度(2017年)75点72点34.0点
平成28年度(2016年)75点72点30.5点

※記述式は令和6年度から配点が70点満点→140点満点に変更されているため、令和5年度以前とは単純比較できません。

午前の択一式は、平成28年度以降75点以上で推移しています。得点率にして7割超と高い水準が続いています。午後の択一式は概ね72点で、こちらも高得点が求められます。

記述式は点数そのものではなく、採点対象者の中での相対的な位置で合否が決まります。おおよそ偏差値50強、つまり採点された受験者の平均をわずかに上回るラインが基準点です。

試験の構成や科目ごとの勉強法はこちらの記事で解説しています。
👉 司法書士試験の試験内容は?科目と配点をわかりやすく解説
👉 司法書士試験の科目別の内容と勉強のポイントを解説

まとめ

📝 司法書士試験の合格点まとめ
・令和7年度の合格点は350点満点中255.0点以上
3つの基準点を一つでも下回ると総合点に関係なく不合格
・基準点への上乗せ点は上昇傾向(令和7年度は35点)
・今後は記述式でも上乗せできる実力が必要

基準点と合格点はいずれも侮れない水準です。着実で正確な学習を通して、知識を盤石にしていきましょう。

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